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……没ネタを掲載して良いのでしょうか?
良くないと思います。ページの無駄使い!そして、携帯料金の無駄遣いに繋がります。
名作劇場
『フランダースの狗……U^ェ^U? 』
最終回……ダイジェスト。
誰も居ない教会にたどり着いたエドワードは、目の前に有る奇跡に言葉を失った。
---紅に輝く賢者の石。
探し続けた伝説が今目の前にあった。
エドワードは床にペタリとしゃがみ込み、ただただ賢者の石を見詰めた。
いつの間にかエドワードの横に来たアルフォンスが、フサフサの柔らかな身体を擦り寄せその場に座り込んだ。エドワードはアルフォンスの身体に腕を回し、その温かな温もりを感じながら囁いた。
「見てみろ、アル。あれが『賢者の石』だ。……綺麗だなぁ。」
「クゥーン、クゥーン……」
「そうだな…やっと夢が叶ったんだ。」
そう言うと、エドワードは床に身体を横たえ、アルフォンスもそれに習いエドワードを温めるように寄り添い横になった。
「アル。……なんだか疲れたよ。眠たくなって来た。」
「クゥーン…」
「一緒に寝よう……。」
エドワードとアルフォンスは、目を閉じ静かにその時を待っていた。
先程まで降っていた雪が止み、外は音一つ無い静寂な世界に支配されていた。
窓から差し込む月明かりと共に、漆黒の髪と瞳を持つ男性がエドワードとアルフォンスの元に降り立った。
その男性は、エドワードを抱き上げると額にKissを落とした。
「……んっ。」
「エドワード。迎えに来たよ。」
エドワードは目を開けると、その男性を見詰めた。
「…お前は誰だ?」
「私は『ロイ・マスタング』。エロスの神からの使いだ。一緒に行こう。」
「……何処に行くんだ?」
「もちろん私のベットで快楽の世界へと---グェッ!!」
エドワードの放った右アッパーカットが、ロイの顎を直撃した。
「だっ誰が『快楽の世界』に行くって言った!」
「前々から目を付けて居たのだよ。ベットが嫌なら此処で---グァッ!!」
またもエドワードが放った右ストレートが、ロイの頬を直撃した。
「テメーはそんな事しか考えてねーのか!」
「当たり前だ!私はエロスの神からの使い。頭の中は『それ』だけしかない!」
呆れ返るエドワードを抱えたまま、ロイはフワリと天に向かい飛んだ。
「ちょっと待てよ!俺はまだ死んでねーし、第一アルをこのまま置いて行けねーだろ!!」
「…生きているか死んでいるか等と言う小さい事は気にするな。あの犬は……賢者の石を使って勝手に『人間』に戻るだろう。」
「生死は大きな問題だ!アル!!起きろっ。助けてくれ!アル~!!」
「スヤスヤ…クピー………スヤスヤ」
あの時ただ寝ていただけのエドワードは、『煩悩の神からの使い』ロイ・マスタングにより、快楽の世界に連れて行かれた。
……。
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