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変テコシリーズが出来上がりそうな気配が…。
 
 
名作劇場
『少公女……?』
 
 
最終話…ダイジェスト
 
 「コイツこそ、『ダイアモンド・プリンセス』ロイ・マスタングだ。」
 
 ロイの隣に立つエドワードは、声高らかに紹介した。
 
  「ロイが……ダイアモンド……プリンセス……」
 
  学園長ハクロは、愕然とその場に座り込んだ。
 
  「わっ……私達は、ロイの身寄りが無かったから…このロイを無償で預かっていたんです!」
  「見苦しい言い訳は聞きたくねーよ!テメー達が、コイツに何をさせて居たか俺は見て来たんだ!」
 
  エドワードは、ロイの顔を見詰め優しく笑いかけると、ハクロ達を睨み言葉を続けた。
 
  「身寄りの無いロイを、ここぞとばかりにこき使い、7歳児よりも下手くそな『犬の絵』を描かせてみたり、雨の中で火が起きるまで家に入れなかったり、揚げ句には犬に躾をしようと努力するが、実際は小間使いホークアイに躾される始末!やる事が残酷なんだよ!!」
 
  ハクロに指を突き付け見据えたエドワードに、ハクロはロイを見ながら哀れむ表情で呟いた。
 
  「君が一番残酷だと思う。」
 
  ロイを見れば、床に手を尽きブツブツ呟く姿があった。
  ホークアイは、慌ててロイに近寄り慰めの言葉を掛けた。
 
  「ロイ様!気にする事はありません。普段の『無能』ぶりを露呈されただけです。」
 
  追い撃ちをされ、ロイは床に懐いてしまった。
 
□■□■□■□■□
 
  一度、セントラルに戻る為、ロイ・ホークアイ・エドワードそして、見送りに来た学園の仲間達は駅構内に居た。
 
  「ロイママ!何時帰ってくるの?」
 
  フュリーは、今にも泣きそうな顔でロイを見詰めた。
 
  「その歳で『ママ』か!相手は誰だ?」
 
  エドワードはニヤリと笑いながらロイを見た。
 
  「無礼な!」
  「ブラハか!?……スゲー趣味してるんだな。」
 
  呆れ返り汽車に乗り込むエドワードを、ロイはその場にへたり込みながら「私の好きな人はエドワードなんだ…」と、涙ながらに叫んでいた。
 
 
  ---汽車は行く行く『セントラル』に!
 
 
  ロイの未来は明るいはずだ! ……ブラハと共に?
 
 
 
 
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